うつ病について
うつ病は、慢性的に気分に憂鬱になったり、何事に対してもやる気が出ない状態が長期間続く病気です。
ぼーっとすることが多くなり、口数が少なくなります。 学校や会社を休みがちになります。
その他、集中力、運動神経、記憶力、自尊心の低下などがみられることがあります。 口渇、頭痛、手足の震え、動悸、息切れ、生理不順などがあります。
うつ病のタイプには、内因性うつ病、心因性うつ病、身体因性うつ病、一回性うつ病、周期性(反復性)うつ病、慢性うつ病などがあります。

こんな時は当院を受診してください
- 長期間続く憂うつな気分
- 興味や喜びの喪失
- 疲労感やエネルギーの低下
- 集中力や決断力の低下
- 食欲や体重の変化
- 睡眠障害(不眠または過眠)
- 自分に対する過度の罪悪感や無価値感
治療方法
うつ病の治療方法には、薬物療法と心理療法が主に用いられます。薬物療法では、抗うつ薬が処方され、脳内の神経伝達物質のバランスを整えることで、症状を軽減します。抗うつ薬には、SSRIやSNRI、三環系抗うつ薬などがあり、医師が患者の状態に合わせて選択します。
心理療法としては、認知行動療法(CBT)が効果的です。
この療法では、患者のネガティブな思考パターンや行動を変えることを目指します。また、人間関係の改善やストレスへの対処法を学ぶことも重要です。
さらに、生活習慣の改善も治療の一環となります。規則的な生活リズムを保ち、適度な運動や十分な睡眠、バランスの取れた食事を心がけることで、心身の回復を助けます。必要に応じて、カウンセリングや支持的な環境の提供も治療に含まれることがあります。