不眠症

不眠症について

不眠症は、十分な睡眠を取ることが難しくなる睡眠障害で、日常生活に大きな影響を及ぼします。眠りにつくのが難しかったり、夜中に何度も目が覚めてしまう、早朝に目覚めてその後再び眠れないといった症状が典型的です。これが繰り返されると、慢性的な睡眠不足に陥り、日中の集中力低下や気分の不安定、疲労感などが生じます。

不眠症の原因は様々で、ストレスや不安、生活習慣、環境要因(騒音や温度の変化など)、身体的・精神的な健康状態(うつ病や慢性疼痛など)が主な要因とされています。また、カフェインやアルコールの過剰摂取、スマートフォンやコンピュータなどのスクリーン光の影響も睡眠を妨げることがあります。

こんな時は当院を受診してください

  • 寝つきが悪い(入眠困難)
  • 夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)
  • 早朝に目覚め、その後眠れない(早朝覚醒)
  • 十分に寝ても疲れが取れない
  • 日中の集中力や気分の低下

治療方法

生活習慣の改善やリラクゼーション法、認知行動療法(CBT)が効果的とされています。特に認知行動療法は、不眠症に対する治療として高い効果が認められており、睡眠に対する否定的な思い込みや過度な心配を減らすことに焦点を当てています。薬物治療もありますが、長期的な使用は依存のリスクがあるため、医師と相談しながら慎重に進める必要があります。

不眠症は適切な対処をすることで改善できることが多いため、早めの対応が重要です。